こんにちは。アカツキ広報です!
前回の合宿(https://blog.aktsk.jp/app/2295/)でアカツキらしさを考える際に、合わせて配布していた社内本『アカツキのコトノハ』。
今回は『アカツキのコトノハ』を制作した社内コミュニケーションを担当している「Akatsuki Playful Party(https://blog.aktsk.jp/app/1226/)」のTakumiさんに社内本制作の経緯や込めた想いについて語っていただきました。
アカツキで行なっている社内施策を色々な方に知ってもらえると嬉しいです!
▼社内本『アカツキのコトノハ』
事業の拡大と積極的な投資に伴い、メンバーも多様化する中で、約半数が1年以内の入社者となるような時期もあるほどメンバーが増加しています。そんな状況を見ながら、アカツキらしさがこれから薄まり得ることに対する強い危惧がありました。
その問題を解決するために、共通して大切にしたい考え方や文化を、入社後に早期理解してもらうツールの一つとして、『アカツキのコトノハ』を制作することになりました。
本ブログ「Akatsuki Terrace」設立のミーティングで代表の塩田から「本も作らない?」と話があったときに、すぐに「作りましょう」と即答したのを覚えています。
▼『アカツキのコトノハ』とは
『アカツキのコトノハ』は、アカツキがアカツキであるための「らしさ」や「文化」を、メンバーが増え続けてもしっかりと紡ぎ育てていくことを目的として制作した、社内向けのヒストリーブックです。会社視点ではなく、ひとりひとりの目線や言葉からまとめているのが特徴です。
アカツキは「アカツキテラス第一回の記事(https://blog.aktsk.jp/app/1310/)」にもあるように、
・世界を感情報酬が巡る場所にする
・長期的な事業成長と、関わるメンバーの幸せを両方実現する
という強い意志を持った企業です。
これらの考えを実現にするためには、ビジョンをどう掲げるかが重要なわけではなく、ひとりひとりがどう捉えて、実際に行動しているかが大事だと考えています。
3ヶ月に一回の合宿や四半期振り返り、週次・月次での事業報告などを通じて、らしさや文化についてひとりひとりが考え、語り、感じ、理解できる機会を多く設けてきました。
その積み重ねの結果からか、他のチームがトラブルに陥った時に、別チームのメンバーが有志で集い解決に尽力するなど、所属チームを超えた助け合いが日常的に起きています。
あくまでこれは一例ですが、こうした「組織力」が、中長期には他社に真似できない圧倒的な強みになると信じ、アカツキでは”目に見えないものに対する投資”を常に続けています。
▼デザインやネーミングに込められた想い
『アカツキのコトノハ』は、塩田が学生時代に「ハッピーカンパニープロジェクト」を立ち上げていた時に発言していた、企業に例えた1本の木をモチーフにしています。
「企業は1本の木に例えられます。木の根っこが創業者の考え方。幹がビジョン・ミッション・経営理念。これらが太くあればあるほど、木は大きく育ちます。木を彩る葉は、メンバーひとりひとり。そしてお客様やパートナーから水や日の光といった養分を受けて育っていきます」
アカツキのコトノハでは、ビジョン・ミッションなどの「幹」ができるまでの道のりを紹介するとともに、必死に悩み、議論し、ものづくりを追求してきた一つ一つの「葉」であるメンバーの奮闘やものづくりに迫っています。
このメンバーひとりひとりの「言の葉」や「コトの葉」を通じて、入社仕立てのメンバーが「アカツキらしさ」とは何なのかを理解するサポートになり、アカツキで一緒に働くメンバーとして新しい”コトの始まり”を生み出すきっかけになるという願いを込めて『アカツキのコトノハ』と名付けました。
▼『アカツキのコトノハ』の内容
大きく4つの構成となっています。
1.アカツキが目指す未来の社会と、アカツキ流のものづくり
アカツキが本質的に目指したい社会やチームについて伝えると同時に、その裏にある考え方・思いを紹介。さらに、実際にものづくりの現場で悩み考え行動しているひとりひとりの姿勢から、「アカツキらしさ」を紹介しています。
ホームページにアカツキの社会ビジョンは「感情を報酬に発展する社会」と記載されていますが、なぜ、このビジョンにいたったのか、具体的にはどういうことなのかなど、代表の語り口調で紹介しています。感情報酬と言葉で言うのは簡単でも理解するのには時間がかかるため、メンバーがものづくりの過程で実際に感じた感情報酬についても紹介しています。
2.アカツキらしい言葉たち
世の中で使われている言葉は、定義も解釈も様々です。そもそもの言葉の前提を揃えることから文化の創造が始まると考え、アカツキらしい言葉とその意味について紹介しています。また、アカツキの哲学が、なぜ生まれ、どのようなシーンで、どのようにして使用されているのかも紹介しています。
3.最高のものづくりを支える、専門家チーム
最高のものづくりは、プロダクトを直接的に制作するチームだけでなく、サポートするチームがあって組織的になされるものと考えています。採用・広報・マーケティング・CS・検証・社内環境・アカツキならではのサポートチームが、どのようなことを目指して、何を考え仕事をしているのかについて紹介しています。
4.アカツキの歴史
アカツキを創業するまでのエピソードや、創業から6年目までの歴史・物語を紹介しています。順風満帆な成長の記録だけでなく、短期的な事業成功を優先したためにチームが崩壊し企業存続の危機に陥ったことなど、これまでの酸いも甘いもあわせて紹介しています。
▼『アカツキのコトノハ』の制作にあたり
「アカツキの文化を伝える、本を作ろうよ」という代表 塩田の一言から始まり、ライティング・編集・デザイン・印刷など社内外の多くの方に協力いただき、アカツキの大切にする言葉やメンバーの思い、物語を乗せた200ページを超える一冊が完成しました。
創業1年目から存在するプレゼン資料を洗い出して確認したり、ほとんど全てのインタビューに立ち合った自分としては、出来上がった時に、重みを感じ、胸にこみ上げるものがありました。
ただ配布するだけでは、本来の意図は達成されないため、緊急ではないが重要なことについて全社で考える「冬合宿(https://blog.aktsk.jp/app/2295/)」の題材にし、ひとりひとりが自分らしさ・アカツキらしさを確認し合う機会として活用しています。
新メンバーと社歴の長いメンバーが同じテーブルにつき、それぞれの視点からアカツキらしい言葉について考えることで、
「アカツキの大事にしている部分を改めて認識できた」
「自分たちの「らしさ」を改めて言語化できた」
「過去のおしつけというよりは、今を作っている感じがした」
「アカツキのカルチャーや人への理解が深くなり、共感性が増した」
「アカツキの文化をこれから伝えていく役割があると感じた」
などといった声が実際に寄せられ、第一弾のコトノハは無事にスタートすることになりました。
文化は『アカツキのコトノハ』が単体であるだけで作られるものでなく、日常の様々なコミュニケーションの積み重ねで形成されるものであると思いますが、そもそもの前提となる「言葉」の認識が揃い、「物語」として残されたことは、アカツキが大きくなってもアカツキであり続ける一つの礎になると信じています。
これからも、アカツキが長期成長を実現し、関わる人を幸せにしていく企業として偉大な成長を遂げられるよう、一つ一つの機会にこだわり社内施策を考えていきたいと思います。最後に、制作に関わった皆様に感謝申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。
今後もアカツキテラスにて社内本の一部を紹介して行ければと思っています!
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