アカツキでは人や組織など「目に見えないもの」が他社に真似できない中長期的な差別化要因となると信じており、創業間もない頃から、人やチーム・組織への投資を徹底的に続けてきました。
3ヶ月に一回行う、合宿研修もその一つですが、今回はアカツキが毎朝5分間、全員で行っている習慣「Good and New」についてご紹介いたします。
アカツキに入社した人がまず驚く光景の一つに”朝から全メンバーがラウンジに集い、ボールを投げあいながら賑やかに笑いあっている”ことが挙げられます。まさに、Good and Newを行っている光景です。
Good and New とは
Good and Newとはアメリカの教育学者ピーター・クライン氏により開発された組織の活性化方法です。ランダムに5〜6人の輪を作り、輪に対して1つのボールを用意します。ボールを持った人は、24時間以内に起きた「楽しかったこと」「新しい発見」について、発表を行います。発表時間は30秒から1分程度。発表を終えると全員で拍手して、ボールを次の人に投げる。これを一周繰り返します。
アカツキでは、毎朝9時にメンバー全員が社内ラウンジに集い、所属や職種に関係なくランダムに5〜6人の輪を作りGood and Newを行っています。
Good and Newのもたらす主な効果3つ
1.相互理解が深まり、協力関係を築きやすくなる
「1ヶ月仕込みを重ねてアップデートした機能のユーザーの反応がとても好調で嬉しい」「データ入力を自動化するプログラムを組んだら、チームメンバーに感謝されてとても嬉しかった」など、仕事中に起きた出来事はもちろん、「早めに帰り、ジムに通い銭湯でゆっくり過ごし気持ち良い夜を過ごした」「日曜日はVR展に行ってきて、展示作品を見ているうちに、いいアイデアが浮かんできた」など、プライベートで起きた出来事について話すこともあります。
そうすると、何が起きるのか。
それぞれのメンバーが具体的にはどんな仕事をしていて、何に嬉しいと感じるのか。どんな時間の過ごし方をしているのか。業務内容はもちろんのこと、価値観や人となりが垣間見え、毎日少しずつメンバー間の相互理解が深まっていきます。
Good and Newの取り組みを通じて、メンバーが顔見知りになり、さらに相互理解が深まることで、気持ち良く仕事を依頼しあえるようになる。それがチームでスピーディに仕事を進める際の一助となっています。
2.所属を超えた相互理解により、組織横断的な課題解決がスピーディになる
アカツキでは必ず異なるチームのメンバーとグループを組んでGood and Newを行っています。これにより、日常の業務上は関わり合いのないメンバー同士の相互理解も毎日深まっていきます。
異動、チーム横断プロジェクト、新チーム立ち上げなどにおいて、メンバー同士は既にお互いのことを理解しているので、ディスカッションや業務がスムーズに進みます。アカツキの強みの一つである”事業のスピード感”に、実はGood and Newが大きく寄与しています。
3.毎朝、ポジティブなマインドに切り替える機会がある
心理学ではリフレーミングと呼ばれる効果です。たとえ、トラブル続きの1日だったり、何の変哲もない1日だったとしても、Good and Newでは「良かったこと」もしくは「新しかったこと」を探し出します。通勤中に出会ったほっこりした瞬間や、気持ちいい天気。昨日の美味しかったご飯。大きな怪我なく、今日もこうして出勤できていること。小さなことでも構わないので、良かったことや新しかったことを話すことで、また、他人のポジティブなエピソードに触れることで、メンバーがポジティブな頭に切り替えるきっかけとなります。
頭の中を良い方向へ切り替え、ポジティブな言葉を交わし合いながら毎日が始まることは、アカツキメンバーがワクワクを大事にしながら仕事に向き合う環境を生み出す、一つのきっかけになっています。
参考図書のご紹介
ピーター・クライン氏の著書『こうすれば組織は変えられる!―「学習する組織」をつくる10ステップ・トレーニング』にも、Good and Newの考え方や効果が記載されています。
Good and Newは、手軽にスタートすることが可能です。コミュニケーション不足による組織課題に悩みのある方、チームを横断したつながりを深めたい方、是非導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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