それは、2017年7月のあるとても暑い日。
アカツキのオフィスで1本の映像を観たのが、RAW(ロウ)の二人との出会いでした。
その映像は、二人が東南アジアを旅して感じた風景と出会った人々の笑顔を撮影・編集したもので、アジアの躍動感を生々しく伝えるものでした。映像自体はまだ粗削りではありましたが、これから始まる二人の冒険を直感的に予見させるようなところがあり、今でも映像を見た時の感覚はやけにはっきりと覚えています。
その後、私たちはRAWの二人と実際に会い、何本かの映像を一緒に作ったり、二人の夢について語りあいました。そして、アカツキはRAWの二人とともに、ひとつの”挑戦”をすることに決めました。
それは、この二人の若者クリエイターが世界一周しながら各国の祭りやフェスをYouTubeで配信する「LIVE ENTERTAINMENT JOURNEY(ライブエンターテインメントジャーニー)」というプロジェクトを、アカツキとRAWが一緒に創り上げるという挑戦です。
2018年4月7日。世界の冒険へと旅立ちます。
これは、そのはじまりのストーリーです。
世界のエンタメを「生々しく」伝える旅
「LIVE ENTERTAINMENT JOURNEY」は、世界各国の祭りやフェス等のライブエンターテインメントをRAWの二人が実際に体験し、その「生の熱狂」を映像を通して配信するプロジェクトです。今回、この旅を企画するにあたっては、「生々しく」というコンセプトをとても大事にしています。体験するエンタメの選び方、伝え方の両方において、「生々しくありたい」と考えています。
ここでのエンターテインメントとは、ある完成されたイベントや作品というくくりとは異なり、ライブエンターテインメントの原型ともいえる世界各地で伝承されてきた祭り、現代に入り自由な発想で生まれたフェスなどを選んで体験していきます。
また、体験は、祭りやフェスの本番だけでなく、準備風景や現地の人との交流、また、その国におけるエンターテインメントのあり方なども取材。それをYouTube、Instagramなどを中心に発信します。
世界一周のルート(予定)
月 | 主な訪問国 | 体験する祭・フェス |
4月 | タイ | 水かけ祭り「ソンクラーン」、音楽イベント「フルムーンパーティー」 |
5月 | インド〜イギリス | インド映画産業の「ボリウッド」、「チーズ転がし祭り」 |
6月 | ウガンダ〜ケニア | 狩猟採集民ピグミー族との交流、国立保護区「マサイマラ」 |
7月 | スペイン〜ベルギー | 「牛追い祭り」、世界最大級EDMフェス「トゥモローランド」 |
8月 | ブラジル〜ペルー | イグアスの滝、ウユニ塩湖など絶景と現地イベント |
9月 | アメリカ | ハリウッド、アートな共同生活イベント「バーニングマン」 |
東南アジアでの事前視察旅行の映像
旅に出るのはこの二人
RAW(ロウ)は、福岡大学在学中に出会ったKENSHIこと新福 剣士(しんぷく けんし:23歳)と、KAZUKIこと園田 司生(そのだ かずき:23歳)からなる映像クリエイターユニットです。
KENSHIは、「世界一周に出よう!」と最初に企画した本人であり、持ち前の明るさと突破力で、世界中の現地の人々の懐に入るようにコミュニケーションし、その交流から旅をリードしていく役割です。
KAZUKIは、ドローンと一眼レフを使って撮影したダイナミックな映像を、霧がかかったような独特の空気感をまとわせ、緩急のリズムをつけながら編集していく映像クリエイターです。
KENSHIのエンターテインメントとKAZUKIのアート。一見、融合しない二人の個性が化学反応することで、まだどこにもない映像クリエイターユニット RAWが生まれました。
KENSHIからのメッセージ
とにかく人が好き。人を笑わすのが好き。お祭り大好き。そしてうるさい。
それが僕です。
旅に出ると新しい出会いが必ずあります。
それが住んでいない海外であればなおさら。
顔の色も違えば言葉も違う。
水をかけまくる祭りもあれば、
海の上に生活する民族だっている。
日本では味わうことができない体験がつまった「旅」が、
僕はやめられない。
そんな僕に、大学3年生の時にある転機が訪れます。
それは、世界一周コンテストへの挑戦。
僕は「世界のお祭り男になる!」と言い放ち、
1500人の中から優勝しました。
すると、たくさんの方からメッセージが届いたんです。
「元気をもらえた」「前に進む力をもらった」
これらの言葉が、ものすごく嬉しかった。
「自分自身」を元気よく発信することで誰かに思いが伝わって、
それはすごく楽しいことなんだって気づいたんです。
それは世の中でおきているさまざまなことに比べたらとても小さいことかもしれないけど、自分がやりたいことに挑戦する姿には、誰かを元気づける意味があるんだと思っています。
この時代、世界一周はお金と時間があればきっと誰でもできる。
それでも、一歩踏み出す勇気と、踏み出した先に見える景色を
僕と相方KAZUKIとにしかできない世界一周を、
RAWらしく、生々しく、表現していきたい。
KAZUKIからのメッセージ
僕が映像をはじめたきっかけから話そうと思う。
大学時代、僕はある時を機に、
モノに投資をするより、時間に投資をしたいと思うようになった。
理由は、モノは大抵消えてなくなってしまうから。
使えなくなってしまうから。
でも時間は違う、一生記憶に残っていくし、
体験として、感覚として自分の中に蓄積されていく。
「自分が老いた後、語れるのはどっちだ?」そう自分に問いかけた。
そんな風に思いはじめたきっかけは、
大学2年生時の人生初の海外 “フィリピン”での旅だった。
何もかもが日本と違っていて、
僕はものすごい衝撃を受けた。
その違いが自分に合っていたり合わなかったり。
でもとにかくすべてが刺激で、心踊る時間の連続だった。
そんな海外の刺激的な時間を残したいという思いから、
携帯で撮影し、簡単なソフトで編集をして動画を作るようになった。
それから毎回のように旅行に行く時は動画を作るようになった。
これが僕の映像の原点。
それから時を経て今からちょうど2年前に初めて一眼レフを購入。
きっかけは、僕が動画をつくることが好きと知っていた友人からの結婚式の動画製作の依頼。
これが大きな転機だった。
その当時、学生の僕からしたら大変大きな出費だったけど15万円ほどの一眼レフを購入。ただ、その時は今考えると迷いはなかった。
理由はシンプルで、
「時間に投資をしたい」。
この思いが強かったから。
カメラを買うことは僕にとって、
時間を残して、何回でも思い出せる動画という形にする手段を手に入れることだった。
それも人のため、自分のために。
そのカメラで結婚式の映像を作って新郎新婦の二人にプレゼント。
この機会が僕に大きな感動を与えてくれた。
”誰かのために”映像を作る。”
この行為に、僕はものすごい感動を覚えて、
もっとうまくなりたいと思うようになっていった。
それからは、毎日、動画を撮ってつくるの繰り返し。
あのカメラを買った日から2018年4月9日でちょうど2年。
それが、今の僕に繋がっている。
「LIVE ENTERTAINMENT JOURNEY」では、
世界の祭事、エンターテインメントを自分の五感を最大限に使って、
目の当たりにしているシーンや感動を自分なりの、
自分にしかできない映像をつくりたいと思っている。
それを加速、拡張させるのが相方KENSHIであると思っている。
今後、僕たちがどうなるとかは今は関係なく、
とにかく撮りたい、映像をつくりたい。
それが感動を与えるものになれば。
なにか人のアクションのきっかけなれば。
そして、この「LIVE ENTERTAINMENT JOURNEY」の僕たちの熱風が、
ムーブメントになってくれれば、うれしい。
RAWのユニット結成秘話
僕たちKENSHIとKAZUKIが出会ったのは一年半前。
KENSHIは世界一周コンテスト優勝後、世界一周を形に残すために映像クリエイターを探し、もともと趣味で映像を撮っていたKAZUKIの存在を知る。
彼の映像を見た瞬間にワクワクが止まらなかったKENSHI。
しかも同じ大学、同じ年齢。
すぐさま彼の連絡先を調べ、電話する。
「俺と一緒に世界一周に行こう!!!!」
はじめて会って、話すことになった。
「世界一周を通して影響力のある存在になりたい。」
終電が過ぎるまで、空が明るくなるまで語り尽くした。
そして次の日、KAZUKIから電話が。
「俺、世界一周行くわ」と一言。
こうして二人はユニットに。
カメラに携わるチームとして、
RAWデータにちなんでチーム名は「RAW」。
RAWとは「生(ナマ)」ということ。
僕らは実際に見たのエンタメを「生々しく」伝える。
そして、僕たちが僕たちらしく、「生々しく」生きたい。
そんな思いを込めて、RAWという名前を自分たちにつけました。
RAWが”祭り”を選んだ理由
海外のお祭りには、日本ではありえない熱気とクレイジーがある。
牛に追われる危険な祭りもあれば、坂にチーズを転がして
追いかける祭りもあるし、トマトを投げまくる祭りもあります。
バカやん!って思われるかもしれないけど
正直言って最高にCrazyで、最高にExciting!
アホらしく見える祭りほど、人は最高の笑顔を見せる。
この熱狂は生で味わいたい。
また、エンタメには人々を魅了するコミュニケーションがある。
そこから見えるその国の人柄や地域色を活かして、
僕らにできる新たなエンターテイメントを生み出したい。
そして、この2つはとても人間的だと思っています。
人と人とをつなぎ、刺激を与えるお祭りとエンタメをKENSHIが体験し、
KAZUKIが映像におさめることで、
ライブエンターテイメントとして皆さんにお届けします。
映像を通して届けたい、2つのもの
僕たちが、映像を通して届けたいものは2つあります。
1 「こんな世界があるんだ!」という、日本では体験できない海外の刺激。
2 「こんな生き方もあるんだ!」という、さまざまな人生があるという刺激。
既存の価値観をぶち壊すような刺激を届けたい。
好きなこと、やりたいことに僕たち自信が熱中して、
世界中を旅してきます。
粗削りかもしれませんが、とにかくトライの連続。
自分たちも心躍らせながら、見た人の心をも躍らせることができるように頑張ってきます。
これからはじまる僕たち二人の「LIVE ENTERTAINMENT JOURNEY」。
どうか僕たちの映像を観てくれるみなさんも、僕らと一緒に旅してほしい。
さあ、出発だ!!
RAWの二人は、2018年4月7日、世界に向けて出発します。
「LIVE ENTERTAINMENT JOURNEY」は、今後アカツキのWebサイト、Youtubeなどで配信していきます。ぜひ、みなさんもRAWの二人と一緒に、熱いエンターテインメントを体感してください。
公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC5QnFKQ-d7PzkgHB7BdYMug
公式Instagram
https://www.instagram.com/rawvlog/
公式FaceBook
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公式Twitter
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