kimu
こんにちは。アカツキ広報です。
アカツキテラス【メンバーインタビュー】コーナーでは、アカツキメンバーの生の声や想いをお届けいたします。
第三回インタビューは千メモの立ち上げから関わり、デザインを通じて愛情を注いできた、Kimさんに、これまでの歩みや、出社・育児後の時短勤務やリモートワークを経て感じることについてインタビューしました。

いつかは、日本で本格的なゲーム作りをしたかった

 幼稚園の頃からゲームが大好きでした。特に、中学生の時、ファイナルファンタジーに出会って3Dゲームの奥深さに魅了され、デザイナーを志す様になりました。日本でゲームをつくりたいという思いを胸に大学3年の時に休学をして、日本で日本語を学ぶことになりました。その後、1度韓国にもどり、卒業後に「セカンドライフ」を運営する韓国の会社で3Dデザインの仕事をすることになります。
 仮想空間にショールームやMTG空間をつくるなど、世界の大企業と一緒に3Dデザインの仕事をすること自体に充実はしていたのですが、「本格的なゲームをつくりたい」と、心の中ではどこか思っていました。
 その後、日本の大学院に通い、ネット系大手ベンチャーに入社。UIからキャラクターデザイン、アイテムデザイン等、念願のゲーム作りに携わり、凄く楽しかったのですが、私にとってよりマッチした組織の中でゲーム作りができる環境があるのではと思い、転職を決意しました。
 友人の紹介をうけてアカツキの面接を受ける事になった2013年の夏、土曜日の社内会議室。創業者である塩田と香田に同時に面接していただき、2時間みっちり話し混んだのを今でも覚えています。私の事をちゃんと見ようとしてくれているのが印象的でした。向き合ってくれるし、深く私について聞いてくれるし、笑顔。初対面と感じないような感覚を覚えました。

ぶつかり合える仲間がいてこその、最高のモノづくり

 当時はまだ殺風景だったオフィスで千メモづくりがはじまりました。ロゴ、マイページ、世界観づくりからすすめたのですが、当時からもう一人のデザイナーと本当に毎日バトルしていましたね。その方とは、とても似ている部分はあるとおもっています。だからこそ意見の食い違いがあった時はぶつかりあってばかり。「私はこう思う」「ちがう!(叫)」って言いながら、仲直りしては、またけんかしての繰り返しでした。
 こういう姿勢でいられる仲間がいることは、ものづくりをする上でとても大切なことだと思っています。Googleも「会議する時は、賛成のためでなく、違う意見をいうために会議をする。全員賛成だったら会議はいらない」って言っていますよね。千メモのロゴや世界観については角度や線、位置構造までこだわり抜いたのですが、こうしてぶつけ合えたからこそ、いいモノが生まれたのだと思います。

育児休職を経て感じた、チームの信頼関係の重要性

 朝に子供を保育園に預け、通常より早く職場を出て子供を迎えに行き、寝かしつけてから、夜の空いた時間にどうしても残してしまった仕事をして、また朝には子供の準備をして預けて。ハードな日々でしたね。その時に、私とチームの関係や仕事の量、スタイルに合わせ週2回自宅勤務の仕組みをつくってくれたのはすごく助かりました。しかし逆に、これを機に時間のメリハリは非常に重要だと、一層思うようになりましたね。たくさん仕事をしたからといって偉い訳でもない。一日の終わりの時間をしっかりと決めて、時間内にやりきるメリハリは、今後より一層求められてくると思います。
 リモートワークを実際にやってみて気づいたのは、チーム内の顔が見えることの重要さ。一緒に仕事をしている仲間がどういう考えをもってどんな表情で取り組んでいるのか。お互い分かちあいながら仕事をする事の大切さを感じました。会える時間も限られるからこそ、メンバーとの信頼関係が重要になる。リモートワークや時短勤務による迷惑もたくさんかけたので、このチームのために、恩返しをしないといけないという想いもより一層、強くなりました。月1回のチームディナーに参加するたびに、チームとそのメンバーに対する愛情がもっと強くなり、千メモでつながる、深い繋がりをものすごく感じられていることが幸せです。

私にとっては、ゲームは夢を与えてくれる存在

 私にとっての千メモは、息子のお兄さんのような存在です。2周年を迎えた日、「2013年11月22日のリリース以来、ユーザーの皆様に支えられこの日を迎える事ができました」という文字が画面上に出た時、主人も含め、涙がとまらなくなりました。仕事に子育てにハードな日が続いていたのですが、2人で、「日本に戻ってきてよかったね」って素直に言えるようになった日です。
 そして私にとってはゲームというものは、ただのエンターテイメントというよりは、夢のような意味合いが強いです。2周年記念展で、ユーザー様から「毎日、とても楽しくやっています」と言っていただけた時は、すごくやりがいを感じました。人々の毎日に幸せをもたらす、このゲームづくりという仕事をより追求していきたいですね。

プロフィール
大学卒業後、韓国企業で3Dデザイナーとして勤務。多摩美術大学大学院情報デザイン学科デザインコース修了後、2011年某ネット系大手ベンチャー企業で2DゲームのUIデザイナーに。2013年夏アカツキに入社後、UIデザイナーとしてサウザンドメモリーズの立ち上げに従事。2014年育児休暇をとり2015年4月より復職。

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